私はトルストイという人が好きじゃなく、今まで読んだ『戦争と平和』や『復活』なども全然面白くなかったので、この『アンナ・カレーニナ』もどうせ面白くないだろう、という気持ちで読み始めた。案の定、全然面白くなかった。
作者自身もいやいや書いた(?)というものを読者が面白く読めるはずがない。題名になっているアンナ・カレーニナは主人公じゃなく、いてもいなくてもどうでもいいような人物だし、一番登場回数が多いと思われるリョーヴィンが出てくるとただでさえ退屈な物語がさらに退屈になる。草刈りの場面や、農場経営の議論、兄の死、結婚式などの場面は特に退屈だ。また、小説の冒頭では「まるまると太った、栄養のよさそうなからだ」であったオブロンスキーがいつの間にか「すらりとした姿」になってしまうのは謎である。そして小説の終わりの部分に作者の人間性がよく出ているセリフがある。
「しかし、私は○○じゃありませんから、すぐ洗ってきますよ。そしたら、人間らしく見えるでしょうから」
2009年05月14日
トルストイ『アンナ・カレーニナ』(木村浩訳、新潮文庫)
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2009年02月06日
2009年01月19日
2009年01月17日
オグ・マンディーノ『この世で一番の奇跡』(菅靖彦訳、PHP研究所)
著者が「神の覚え書き」を手に入れるまでのどうでもいい話が160ページも続き、肝心の「神の覚え書き」も一回読めば十分だ。
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