ジョン・ケリー『黒死病 ペストの中世史』(野中邦子訳、中央公論新社、2008年)

1347年から1350年にかけてヨーロッパ全域を襲った人類史上最悪のパンデミックについて。
原書にある37ページ分の出典及び参考文献はウェブサイトで公開されている。

ダニエル・デフォー『ペストの記憶』(武田将明訳、研究社、2017年)

結局3種類の訳本を買ってしまった。

ダニエル・デフォー『疫病流行記』(泉谷治訳、現代思潮社、1967年)

井上栄『感染症 広がり方と防ぎ方』(中公新書、2006年)

安倍北夫『災害心理学序説 生と死をわけるもの』(サイエンス社、1982年)

著者が雑誌に連載した記事をまとめたもの。パンデミック災害については書かれていません。

山村武彦『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』(宝島社、2005年)

自分は感染しない、もし感染しても大したことはないだろう、などと思っているとヤバいです。

ダニエル・デフォー『ペスト』(平井正穂訳、中公文庫、1973年)

カミュの『ペスト』は完全なフィクション、デフォーの『ペスト』は真実をもとにしたフィクション。

村上陽一郎『ペスト大流行』(岩波新書、1983年)

この本、まだ品切れではありません。楽天ブックスにはまだ在庫があります。

濱田篤郎『新型インフルエンザ「かかる前に」「かかってから」』(講談社+α新書、2009年)

畑中正一『殺人ウイルスの謎に迫る！』(ソフトバンク クリエイティブ、サイエンス・アイ新書、2008年)

横書きでイラストや写真が多い。

外岡立人『豚インフルエンザの真実 人間とパンデミックの果てなき戦い』(幻冬舎新書、2009年)

河岡義裕『新型インフルエンザ 本当の姿』(集英社新書、2009年)

神山恒夫『これだけは知っておきたい人獣共通感染症 ヒトと動物がよりよい関係を築くために』(地人書館、2004年)

zoonosisは「人畜共通感染症」、「人獣共通感染症」、「動物由来感染症」などといろいろな訳語があり統一されていないらしい。「動物由来感染症」が正確だと思うが、説明的でカッコ悪いので定着しないのだろう。

荒島康友『〔細菌感染〕非常事態宣言』(青春出版社、1996年)

人畜共通感染症について。

河岡義裕、堀本研子『インフルエンザ パンデミック』(講談社ブルーバックス、2009年)

表紙は新型インフルエンザウイルスに感染した細胞の写真だそうだ。

浦島充佳『パンデミックを阻止せよ！ 感染症危機に備える10のケーススタディ』(化学同人、2012年)

取り上げられている事例は、

1. 2011年　ハンブルグ　O104
2. 2009年　メキシコシティ　豚インフルエンザ
3. 2003年　広東省　SARS
4. 2001年　フロリダ　炭疽菌テロ
5. 1999年　ニューヨーク　西ナイル熱
6. 1998年　マレーシア　ニパ脳炎
7. 1997年　香港　鳥インフルエンザ
8. 1981年　ロサンゼルス　エイズ
9. 1976年　ザイール　エボラ出血熱
10. 1918年　スペイン風邪

押谷仁、瀬名秀明『パンデミックとたたかう』(岩波新書1219、2009年)

対談集。

奥田研爾『この「感染症」が人類を滅ぼす』(幻冬舎、2019年)

ワクチン接種の重要性について。
インフルエンザワクチンに関しては否定的なことが書いてある。

濱田篤郎『世界一｢病気に狙われている｣日本人』(講談社+α新書、2008年)

感染症関連の本を40冊ぐらい積ん読したので記録していきます。